月額制・通い放題は、客にとっては有り難く、店にとっては都合のいいシステム。
店のペースにハマらない賢い消費者の目線についてお話ししましょう。
■賢い消費者になる2つの目線で。
月額制で通い放題のサロンのスタイルは、最近になって増えてきました。
全身脱毛など利用者にとってはうれしいことですが、通い放題だからといって喜んでばかりはいられません。
これからは消費者としてつねに2つの視点をもって臨むことをおすすめします。
1つの視点は利用者としてのオトク感を判断する目、もう1つは、もし仮に自分が全身脱毛などを施すサロンの経営者だったらという、経営者の目線です。
■安くしてセールス機会を増やす商法。
時代はまだまだ低成長がつづいていますから、経営者としては、薄利多売で儲けていくしかないのが商売の基本です。
そこで編み出された商法というのが「通い放題」、「月額制」です。
安くてオトク感、気軽感を充実させておけば、お客さんは月に何回でも通ってくれます。
店側としては、その分だけセールス機会が増えることになります。
通い放題・月額制の範囲とは別のサービスを提案することで、別料金としての売上げアップがはかれるという仕組みです。
そのため、両者のトラブルは耐えません。
経営者と消費者のトラブルを防ぐため国はこんな対策を行っています。
▽国の対策とは?・・・美容医療サイトなどで誇大な表示を禁止 国が規制強化
■通い放題のプランとは別の提案をするのがサロン側スタッフのノルマです。
そのような提案は全身脱毛であってもそれ以外でも断りましょう。
店側の別の提案を断るのは客の自由です。
断れない理由などありません。
それでイヤな顔をされたり対応が悪くなったりしたら、行くこと自体をやめましょう。
はっきり、「そんなお金の余裕はありません」と言って差し支えありません。